小児歯科 子どもの歯を守るために

 お子さんの歯は多くの場合、下あごの前歯から生えてきます。乳歯は最終的には20本になります。歯はあごの成長、咬んだりしゃべったりする能力を習得するために重要な働きをします。また、乳歯が早くなくなると永久歯の歯ならびが悪くなりやすく、なるべく永久歯が生えてくる直前まで維持します。乳歯が虫歯になってしまったら、永久歯が生えてくる時期を考えて治療していきます。永久歯がすぐに生えかわりそうな場合にはそのまま様子をみることもあります。

 乳歯は非常に虫歯になりやすいのですが、虫歯の予防は十分可能です。予防のために歯磨きの仕方やフッ素の効果的な使用法、さらにデンタルフロス(糸ようじ)の使い方を保護者の方にわかりやすく説明します。また、虫歯になった場合の処置も永久歯とは異なることが多く、どうしても抜歯をしなければならなくなった場合にも適切な処置を施すことで歯ならびが崩壊しないように努めます。

 永久歯は5~6才頃から生え始め、中学生の頃に親知らず以外の28本が生え揃います。この時期までに虫歯を作らないとその後の虫歯のリスクが大きく減少します。年齢に合わせた予防と治療を実践していきます。

歯科医院で行う予防処置

 虫歯予防としてまず大切なことは、毎日歯磨きを欠かさないことですが、当院では歯磨き指導のほかに、次のようなことを行います。

1.フッ素塗布について
 基本的にフッ素は歯が生え始めたら塗ることができます。特に乳歯や生えたばかりの永久歯では虫歯予防に効果的です。

フッ素の塗り方にはいくつかの方法があり
ますが、写真はトレー法という方法です。

2.シーラントによる予防措置
 これは歯の溝に樹脂を流し、溝に汚れが付着しにくい状態にする方法で、予防充填ともいいます。歯は削りません。乳歯や生えたての永久歯は質がもろいので虫歯になると急激にすすみます。特に溝の虫歯は奥へと広がりやすいので、予防としてシーラントをしましょう。

乳歯や永久歯の溝の部分に予防充填をします。歯が生えてから比
較的短期間のうちに行います。白やピンク色のものがあります。

歯並びが気になる場合

 人間のあごは小さく、歯は大きくなる傾向にあるといわれております。そのため、歯並びに問題のあるお子さんは非常に多くなっています。このような場合、矯正治療を検討しますが、当院では近在の矯正認定医と連携して治療にあたっております。

 歯並びが悪くなる要素としては、小帯とよばれるヒダの異常、生まれつき歯の数が多かったり、形態の異常なども挙げられます。このような場合の処置も、当院では行っております。

乳歯が二本くっついた状態です。癒合歯ともいいますが、うまく抜けてくれないので永久歯の並びに悪影響を与えています。

上の前歯の間が大きく開いてます。

余計な歯が埋まっていました。抜歯しましたが、このままでは歯と歯のすきまは閉じないので矯正歯科で歯並びを直します。

2016-01-01
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